補聴器の形には大まかに3種類あります。それぞれ長所短所がありますので、適切に選ぶ必要があります。
1.耳あな型(超小型CIC、カナル型、カスタム型等)
・耳あなに収まるため、耳介の集音効果を最大限に発揮し、音の聞こえ具合が最も自然です。
・小型軽量で目立たず、装用の負担感が少ない。
・耳あなに合わせて作るオーダーメイドは外れにくい。
2.耳掛け型(BTE型、RIC型等)
・BTE型(クラシック型)は、耳の後ろに掛けて使います。音はチューブで聞きます。
・RIC型(ニュースタイル)は、本体は耳の後ろに、レシーバーは耳栓の中にあります。
3.ポケット(箱)型
4.その他(骨伝導型、めがね型等)
耳穴型CIC
・耳の中に納まるタイプ。目立ちません。
・音の「聞こえ」は自然です。
・個々にあわせて作るオーダーメイドタイプが一般的です。
・軽度から中等度難聴用 が多いようです。
・ボリュームは無いものが多いようです。
・小型電池を使用するため、電池寿命が比較的短い。
PR536(10)
カナル型
・耳あな型の標準タイプ。あまり目立ちません。
・軽度から高度難聴用まで種類が豊富です。
PR41(312)
カスタム型
・高度難聴に最適な高出力タイプ。
・電池が大型にできるため、電池寿命が比較的長い。
PR48(13)
BTE型(クラッシック型)
・耳の後ろに掛けて使います。
・軽度難聴から高度難聴まで種類が豊富。
・衣ずれの音はありません。
・メガネと共存しにくい。
PR48(13)
RIC型(ニュースタイル型)
・耳の後ろに掛けて使います。
・軽度難聴から高度難聴までカバーします。
・耳栓部分にレシーバーがあるので、チューブによる音の乱れが
少ない。
・小さく目立たない。デジタル技術により小型軽量になりました。
PR48(13),PR41(312)
ポケット(箱)型
・手に持って、見ながら操作ができます。
・力強いパワーで高度難聴にも対応できます。
・衣服の内側、ポケットに入ります。
・衣ずれの音が少しあります。
・ケーブルがじゃまになる場合があります。
単3型が多い
骨伝導、めがね型
・近年、さまざまな方式の補聴器が開発され、普通のめがね型
補聴器は少なくなりました。
・めがね型は骨伝導に使用されることが多くなりました。
(伝音性難聴の場合)
PR48(13),PR44(675)